ワユーバッグとは?

ワユーバッグとは?
ワユーバッグ(Wayuu Mochila)は、南アメリカの北部半島に住む先住民族、ワユー族によって手作りされた編みバッグです。彼らが作るワユーバッグは、その色彩の美しさと実用性から世界中で人気を集めています。

ワユー族(Wayuu)はコロンビアの最北部とベネズエラの北西部に位置する先住民族。
彼らの多くはグアヒーラ半島の砂漠地帯に5軒か6軒の家からなる小さな村々『ランチェリア』に住んでおり、生活は自然との共生を大切にし、持続可能な生活を送ることに焦点を当てています。

 

ワユー族 ランチェリア 生活


ワユー族は、母親の姓を受け継ぎ、女性たちは家族の中で特別な存在であり、母親は家族の守護者として尊重される文化で知られています。そして、ワユー族の女性たちが大切にするのは、先祖代々受け継がれている編み技法です。
ワユーラがデザイン・販売する「モチーラ・ワユー」として知られる伝統的な工芸品が、彼女たちの代表的な作品です。しかし、同じ編み技法を使って、ポーチやクラッチバッグなど、さまざまな魅力的なアイテムも生み出しています。ワユー族の女性たちは、幼少期からワユーバッグを編むクロッシェ技術を母親から学び、伝説によれば、ワユー族の祖先は蜘蛛のような神「ワレ・ケル」から、複雑な模様を織り出す方法を教えられたと言われています。

ワユーラ 編み手 母娘

デザインの複雑さや編み手のスキルに応じて、一つのバッグを作成するのに2週間から1か月かかることもあります。

ワユー族が編むワユーバッグは、彼女たちの生計を支えるだけでなく、文化や伝統を次世代に継承する貴重な手段でもあるのです。

今後はワユーラの編み手職人のご紹介も出来たらと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。